挨拶、あなどるなかれ…

私たちについて

現在アルバトロスでは空き家の活用に向け、オーナーさんに承諾を得た空き家の片付けや掃除や解体などで、空き家へ出入りする人が多くなってきています。

(活動の記事はこちら。)

 

 

そんなある日、一人の理事からこう告げられました。

 

「あそこの空き家何になるの?って地域の人からめちゃくちゃ聞かれるんだけど」

 

って、えっ?!

自分たちが携わってる空き家を、自分たちとみんなの力で再生しようとしているだけなんだけど。

なのになんで、周りはそんなに気にするの?

……正直不思議でした。

と同時に、自分たちが今やっていることは、地域のひとたちから見ると、めちゃくちゃ目立っていることにも気付きました。

でもよく考えてみると、そりゃそうですよね。

もともと空き家だったところに何人もの若い人が出入りして、何やらしている。

周りの人から見ると、今まで平穏だった地域に変な人が来たんじゃないかと不安になってもおかしくない話です。

ご近所さんにご挨拶しよう

ということで、お隣の方に挨拶へ行くことにしました。

初めてのご挨拶。相手に不審がられたらどうしよう…などと思いながら緊張したままお隣Aさんちの玄関の前に立ち、呼び鈴を押しました。

 

(呼び鈴:ピンポーン)

ドキドキしながら訪問を告げました。

私「ごめんくださーい」

Aさん「はーい、どうぞー」

私はガラガラと扉を開けました。

私「こんにちは。私、〇〇と申します。今隣の家で片づけなどしているものです。云々かんぬん」

Aさん「ああ、そうなんですか。あの家は何になるんですか?」

 

うを!

眼、眼が ……。

…… めっちゃ怪しまれとるし ……。

 

内心汗をかきながら、必死で言葉を絞り出しました。

私「あ、あの建物はですね云々かんぬん…」

Aさん「ああ〜、そうだったんですか。大きい家だから大変でしょう。頑張ってください。」

私「はい!ありがとうございます!よろしくお願いします。」

よ、良かった〜

 

緊張から解放され脱力した私に、Aさんが助言をくださいました。

Aさん「あ、挨拶行くんだったらあの家にも挨拶しといたほうがいいよ。田舎はいろいろあるからねぇ。」

おお、新たな情報ゲット!

私「そうなんですか。ありがとうございます。」

 

なるほど、これが地域のコミュニティーというものか。

みなさん蜜に連絡取り合ってるんだろうなぁ…。

何はともあれ、お隣の方が活動を理解してくださった事は、良かったな。

 

気持ちも新たに2件目へ

2件目のお宅は少し離れた場所へあったのですが歩いて行くことにしました。

徒歩で向かう途中、雨が降ってきて私は頭と肩を濡らしながら玄関の呼び鈴を押すこととなりました。

呼び鈴が鳴り、お隣Bさんが顔を出してくださいます。

 

私「こんにちは。私、〇〇と申します。今あちらの家で片づけなどしているものです。云々かんぬん」

Bさん「ああ、そうなんですか。雨の中大変だったでしょう。あいさつ回りされてるんですか?頑張ってください。」

私「はい!ありがとうございます!」

おお、やった!理解してもらえた!

 

1件目、2件目と、近隣の方へのご挨拶はドキドキから始まりましたが、対応してくださったみなさん、どなたもとてもいい方で、訪問を終えた後は、「挨拶に行ってよかった〜」と気持ちが軽くなりました。

 

 たかが挨拶

みなさんは引っ越しなどの際に、ご近所さんへ挨拶に伺ったことってありますか?

挨拶をするのは当たり前だという人もいれば、ぜんぜんしないよ、という人もいるでしょう。

はたまた、「挨拶?どっちでもいいんじゃない?」なんて意見もあるかもしれません。

 

私は、「挨拶はどっちでもいいんじゃない?」タイプでした。

しないよりはしたほうがいいだろう、ぐらいの感覚でいました。

でも、都会へ出て一人暮らしをすることになった時、マンションの隣接部屋や近所の住民の方に引っ越しの挨拶で伺うことはしませんでした。

 

マンションの大家さんも、「挨拶はどっちでもいいよ」と言ってくださっていたので、「そんなもんか」と思っていました。

ところが実際に住んでみると、夜中に隣から騒音が聞こえてくるのです。

苦情を言いたいのですが、相手は顔も知らない人です。

話を切り出すことが億劫になってしまって、結局そのままにしてしまいました……。

 

されど挨拶

今回、理事の一言がきっかけとなった、ご近所さんへのご挨拶回り。

このことを通じて、痛切に感じたことがあります。

それは、

「もし、私たちが地域住民の方へ挨拶へも行かないまま、作業だけをどんどん進めていったなら、住民の方たちの私たちに対する不安や危惧などから、悪いうわさなどが立っていたのかもしれない」
ということでした。

そんな状況に陥らないためにも、新しい地域で何かをするときは、次の一点がとても大事です。

 

挨拶を自ら積極的に行い、周りの住民の方の理解を得ておくこと

 

そうすることで、引っ越した先などでもトラブルになる可能性が減り、その後の活動や生活がスムーズにできるのではないでしょうか。

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Posted by 前岡範行