コラム, 空き家空き家

空き家問題

空き家自体は、人が住んでいなくても他人に迷惑かけてなければ何の問題もない。

あるとしたら、近所に住んでいる人が寂しい・不安な感じがするとか、田舎だと地域活動の担い手不足かなって思います。人が住んでいなくても管理されている家は、人の出入りはあるでしょうし、荷物はあっても、何を保管しているか、大事なものは何かなど把握できている場合が多いでしょう。もちろん空き家の近所の人たちとの関係性も良好。

管理されている空き家なら近隣住民らの苦情も無く、家の将来の方向性も見据えられている大切な家として扱われると思います。昔のように人が住めなくても、農機具小屋にしてみんなで共有している、朽ちたら近所の人と解体するといった解決案を親族や近所の人と決めていくような動きは、今でもできるはずです。

できない理由は、家や土地の値段が恐ろしく下がって専門業者が動けない、法律的に…様々あると思いますが、家族関係、地域の繋がりの希薄化が空き家問題の原因の一つかもしれません。

問題なのは放置された空き家と周辺の人の無関心

何年も何十年も放置された空き家が問題視される理由として、

①腐食などにより倒壊の危険性 (台風などで瓦が飛ぶ/地震で崩れる)

②庭木の繁茂により越境(落ち葉/道路塞ぐ)

③火事の危険性(家財やごみが燃えやすい)

④空き巣などの治安悪化(人以外にも、獣も棲みつく)

⑤景観・衛生悪化(匂い/虫)←個人的にこれが一番きつい

隣の家が放置された空き家だった場合に「なんとかしてくれないかなぁ。」と心にとどめて、所有者に届かないリアルな声をよく耳にします。

いつ帰ってきてるかも分からない空き家所有者と、近隣住民との接点は、田舎でも希薄な場合が多いです。近隣住民にとっては、連絡先も分からないし、苦情言ってどうなるか分からないし、無関心でいることが最善策になってしまっている状況があります。

「お隣さんの事に口は出せないわ。」が、地域課題として「空き家が増えてきて」あがっても、策がない、考えないという状態になっている原因に思います。

近所、地域の方たちは、問題意識はあるけど「どうしょうもないわ」。

所有者は、放置しているほうが目先のお金かからないし、なかなか気が向かない。

所有者と近隣住民の、今の時点での得策は無関心。

この先やってくる、地域活動が成り立たない、仕事がない、病院がない、学校がない、かつて経験したことのない高齢者の割合が多い時代、両隣の家は空き家(空き家率30%)って未来は来ると分かっていても、なおも自分事には思えない。

だからこそ考えていく

それぞれの生活していて、仕事や子育て、孫の面倒でみんな忙しいし一生懸命生活されてます。少しの余剰時間、個人の楽しみに興じる時間の少しを、未来に投資していくような流れを自然にできたら理想的だなと考えています。孫の為にとか。

がっつりと、空き家問題に取り組んでいきましょうっていうのは、ちょっと今の状況からすると難しいなと感じてます。危機感、自分事として思えない、策が提示されていない事例がないことは後回しなど様々な原因があります。ビジネスとして成立するのかも重要。

そんなことを踏まえて、だからこそどうする?どうやったらいいか?って初めて質問がたてれました。

答えが無いから、空き家所有者と地域住民と話して、解決策を自分たちで考えて決める。

この過程無しに、1軒2軒のリノベしたカフェができても、その影響で市内1700軒の空き家問題に対して行動まで訴求するきっかけにはなりえません。その年に42軒の空き家が府中市の場合発生しています。結果は、市内って視点で見ると、今年40軒の空き家が増えたになります。

なにもしなければそのまま悪くなっていく。現状維持も常に船のオールをこぎ続けないと流れに流されてしまう。現状維持よりも前にこぎ進めるには、皆の意識と労力が絶対的に必要という考えに至りました。まずは、自分から周りへ。周りから周りへ。

府中での地域住民主体の空き家対策始まります。また次回!

 

 

お試し暮らし, 移住, コラム, 空き家空き家情報

空き家を買ってみた!

空き家の取り組みやっていくんなら、実際に、空き家買って住んでみたくなりました。

どんな流れで、空き家を取得したか。僕の空き家取得話し。

府中市空き家バンク

空き家情報を得るためには、空き家バンクという制度を使うという方法があります。一般的に家を買いたい・借りたいというときは、不動産会社へ行きますよね。それが、築年数が25年以上たっている物件や、売買価格の低い、仲介に対してのデメリットが高い中古物件を取り扱っている会社は少ないです。しかしながら、少し直せば、現状維持でタダでも所有してくれる方を探している所有者の方もいらっしゃいます。民間で仲介が困難な物件を、市町村が情報公開をしている制度が、「空き家バンク」です。各市町村によって、取り組み方は、様々ですが、宅建業に係る業務は民間へ、それ以前の物件の情報公開を行政で。という方法が、多いかもしれません。

「空き家バンクに情報が少ない。」「空き家バンクじゃ、空き家問題解決しない。」といった声や、行政側も、個人の資産に対してどこまで関与していくべきか。などなど、厳しい意見もありますが、個人的には、活用率や専門性は抜きで考えると、民間が手を出せない物件を行政が、情報公開を行い、少しでも不動産利用者が現れるようにという取り組みは、大変意義のあることだと思います。所有者が手放したい家、土地は、ある意味地域の資産でもありますし。

広島県府中市にも、3年ぐらい続いていた「府中市空き家バンク」という取り組みがありました。その、お手伝いを、協力隊活動でしていました。様々な空き家を数十軒と見ていくうちに、段々と持ち家に興味出してしまいました。僕が、以前暮らしていたのはアパートで2LDKで、家賃5万だっと思います。そこに、親2子供2で4人暮らし。正直、田舎のだだっ広い家を飽きるほど見てると、手狭なアパート暮らしが、バカバカしくなったのがきっかけです。

3階に住んでいたので、一番気を使っていたのが、暴れる子供の騒音です。子供からすると「大した音たててねぇよ。」って顔をされつつ、「静かに!」と注意してたなぁ。その煩わしさは、僕にとっては結構ストレスに感じていました。汚い手かもしれませんが、ビビッ!とくる家が出てくれば、買おうと決めたのでした。

家が見つからない。

 

空き家バンクの登録物件数は少なく、新規で空き家バンクに登録したいという案件も月に一度あるかないかくらいだっと思います。半年くらいそんな状態が続きました。そんな中、遂に、平屋発見!160平米庭付き!詳しく所有者さんに聞いてみると、廃校になった木造の校舎を材料に自分で建てたらしいです。昔は、裏山の木を伐りだして、壁も近くの土を使ってたという話しは知っていましたが、古材使って建てるとは、もったいない精神に感服。築年数は、約60年。かつて、増築したと思われる部屋で縫製工場としても使われていた物件。

一番気にいったのは、ゴエモン風呂と、タイル張りの風呂場。当時の写真はこんな感じ。

部屋に石ころ転がってたりしてました。(笑)なんか学校のタイルみたいなの貼ってあるし。天井は、懐かしい音楽室のあ小さい穴が開いている壁が使われていました。斬新。

奥さん的に同意を得れたので、いざ取得への道へ。リフォームとかその後でいっかぁて。人によっては、よくこの状態で選ぶなぁと思われると思います。

家を買ったことない。ましてや、中古で現状渡しなんて。

今まで、実家にお世話になり、賃貸アパートを渡り歩いていた僕にとって、家を買おうと決めたところで、その次に何していいのか全然分からりませんでした。たちまち、持ち家持つという決心だけは早かったように思います。

登記?名義変更?何が何やら分かりません。そこで、NPOメンバーの専門家の力を借りて、取得への道スタート。

前提条件として、

所有者の方も、家を売った経験は無い。

僕も、家を買ったことが無い。

素人が、口約束した状態。

まずは、司法書士へ相談。登記情報を調べてもらいました。すると、よくあるそうなんですが、家屋の登記がされていない物件らしく、売買ができない状態でした。そして、土地の境界も曖昧だったので確定し、登記しなければならない状態でした。さらに、登記された土地・家屋の名義を僕の名前に変更しなければならない。ということが判明。

ここまで、言われても、宇宙語を言われている感じでしたね。

調査や、登記、名義変更等々に係るお金は、僕が負担。その代り、家をください。と所有者さんへオファー。すると、「あげるよ。」という回答いただき、土地と家を譲渡という形になりました。あとは、気持ちを包んでお渡ししました。

ここからは、ご高齢の所有者さんに、委任状をもらいながら、専門家のアドバイスというより指示通り書類を揃える作業を繰り返す繰り返す。結果、境界、所有者がハッキリとした土地と家屋を手に入れることに成功しました。

金額的には、20万程の専門家への丸投げ費用(土地・家屋の調査及び登記、名義変更とうの書類作成など)と、気持ちと、税金がかかった費用です。その後、150万のリフォーム(補助金等の活用もしました)を行ったので、合計180万ほどで、住居兼遊び場を取得しました。

失敗した点は、贈与税です。ここは、割愛します。1円で買えばよかった。なんなら、「路線価なんて、なんで払う側が、調査して提出せんといけんのん!」とか色々税金は面倒だった記憶があります。

専門家の知識を借りよう!

ポイントは、素人で何もわからなかった僕でも、不動産会社を通さずとも中古物件を取得することができたところです。

分からないので、専門家へ聞く。経験者に聞く。当たり前ですが、生活や仕事で実践できる方は意外に少ないのではないでしょうか。面識があったり、友人の方が聞きやすいですよね。ここかなり移住や知らないことをやろうとする時、めっちゃ大事だと思います。僕の場合、法務局って何?見たな状態で、事務的に説明されても絶対理解できなかったと思います。知らんもん、マジで。

時間も考えると、プロにお任せ、あるいは、アドバイスを乞うのが手っ取り早く、安上がりで、もしもの時の保険になります。その責任にお金を払うほうが、素人同士が、口約束で家を売ったり買ったりするよりも断然安心です。

空き家を実際に買ってみて。

本当に、下の階を気にすることがなくなりました。(笑)自分で、家いじっても自己責任だし、まだまだ、遊べるなっていう感想です。自分の家族のライフステージに合わせて、解体までの間、色々自分の家で実験していこうと考えてます。

一般的に中古物件を住むようにリフォームするには、平均500万円と言われています。ですが、職人さんにやり方や、材料の手配、難しい箇所だけの仕上げ作業を数日依頼し、自分でD.I.Yやっちゃう手もあるでしょうし、人数集めてイベントとしてワイワイ作業するなど、工夫次第でリフォーム費用を抑えることができます。

ですが、やはりポイントは、相談できる人が何人いるかだと思います。

空き家バンクのお手伝い、自分の家の取得を通じて、空き家って広範囲な知識が必要だなぁと感じました。プロは分業で家を建てていますよね。そんな多種多様複雑な、何年たっても全部ひとりじゃ無理なこと。探求心が火が付くわけです。専門家のメンバーがいるので燃えると迷惑になるので嫌われます・・・。

純粋に一つとして同じ事情、家の状態は、空き家に関してありません。面白いです。法律、現場作業、相続、所有者の希望・悩み、利用者の希望。オンリーワンな成果が、空き家に灯が灯るとチラ見できます。それに関われるのは、楽しそう。それが、僕が空き家の取り組みをしようと思ったきっかけ。

住ながら、まだまだリフォーム中。汗

お試し暮らしも可能ですよ。気になる方は、ご連絡ください。

物件画像は、またご紹介します!

移住, 空き家, 私たちについて

僕自身の空き家問題に対して、取り組んでいこうと思った体験や経緯を書いていきます。

地域おこし協力隊って?

地域おこし協力隊の概要については、こちらへ(総務省HP)

3年の期限付きで、都市部から地方の地域活動に従事する仕事です。活動内容は様々です。地方へあわよくば、3年後も住んでくれる人材になってくれたらいいなぁという感じです。

個人的に経験してのイメージは、国から活動費は出ますし、市町村にとっては人ひとりお金がもらえた分で雇用できる。各市町村によって雇用体系や活動内容は様々で、隣町の協力隊と同じ活動を協力し合って行うというイメージはないです。ポジティブに考え、3年後も見据えた生き方、働き方を狙って協力隊になった方には、期間限定のボーナスタイム。人脈、どこでも行ける名刺、スーパーフレキシブル、手厚い地域だと、仕事、家、車、保険などなど紹介してくれます。

移住したいけど、とりあえず3年保証付きの移住のためという方にとっては、活動が、個人事業主と変わらないので、安易に考えていると、結構大変かもしれません。そうなると、協力隊の業界ルール的なものはありませんし、地域の方の目は厳しいですし、3年使っても、一般的なキャリアアップに繋がる仕事にもなりません。

ちなみに、こんな感じで当時、今となっては笑える自分を紹介していただいてます。

スーツ着てるやつが僕です。

僕は、後者の入り口で、途中から、気づかせてくれた人のご縁にめぐり合えて、今でも任期が終わった府中市に住んでいます。

移住するのに家を探す。

最初、東京から、府中に来た時に、家を紹介してくれることになりました。空き家バンク。実際に所有者の方に家を見せてもらった際に、「300万で安くしてるから、買ってね。」みたいなことを言われる訳です。「いやいやいや、ローンが組めたとしても、そこまでして買いたくはない。そもそも月一万円で賃貸って話はどこに。」と心の中で独り言言いながら、奥さんとアイコンタクトとった記憶があります。

これが、空き家を仲介、そもそも、家を取り扱うのは、素人がやっちゃダメ。と、思ったきっかけです。家を探すときに普通不動産会社に行きますよね。一か月分の手数料位で、色々責任追ってもらえてるんだと思いました。意外と、空き家バンク利用された方の中には、話と違うってパターン多いのかなぁって考え始めました。

「まちヨミ」

地域おこし協力隊の活動をしていく中で、様々な活動に関与させてもらえてましたが、結局、無償のボランティア活動を延々と繰り返していることに、なんとなく気づきます。

そして、何か自分発の与えられた活動以外をしてみようと思い立ちました。それが、「まちヨミ」という「まちぐるみ読書会」でした。読書会の進行の資格もとりました。(一日で取れますが実践は別です)読書しながら、町の人の考えを聞く、対話する目的です。毎週朝の時間を活用し、読書会を行いました。さらに、資格元から、オファーをいただき、町の課題を読書を通じて共有し、行動までする。という「まちヨミ」の企画に便乗。府中市でリアルな課題や問題を聞くことに繋がりました。その場で話題で出たのが、地方消滅とか、人口減、空き家等でした。ニュースなどでちょうど話題になっていた時期だったかもしれませんが、住民の意識として実感している問題だったのです。

その後、著名な神田さんより、年間最優秀賞をいただき、本にも府中市の事が掲載されることになりました。

知らなかったから始められた。

一つテーマを絞った活動にしようと、「空き家」について取り組む。と決めたわけです。協力隊にとって、何をしたらいいかわからない状態が、一番周囲から〇〇して、と頼まれやすいです。断る理由も暇なのでない、断れない、さらに×10そんなことがある。そんな状態ではなく、今これやってますんで。と言える活動は大事だと思うのです。

幸いに、建築、法律、不動産等の知識は、まちヨミの参加者のメンバーや、空き家バンクでの家探しを諦めて、不動産へ行った際に知り合った方などと活動していくことになりました。僕は当然そんな知識はありませんでした。さらに、法人化。NPO設立となったら、委託事業のオファー。そんな流れです。個人的に無償のボランティア活動を延々と繰り返してしますのですが・・・。

空き家に関する活動を経験していくにつれて、使命感みたいな感情が芽生えてくるんですが、結果良くならなかったら、正直、やらないほうが良かったことも数多くやらかしてきました。初めてだらけの経験を積ませてもらいました。

空き家の片づけとか、色々、割愛すんですが、

空き家の取り組みやってるんだから、建築家、大工、不動産、建設に詳しくてやってます。と言ってみたいですが、残念ながら僕はただ協力隊員でした。知識があれば、手を付けたくないと思ったはず。

僕が、動き始めたきっかけは、よく分からない使命感と、メンバーへのワクワク感だったと思います。当時、色々分かってなくて、知らなかったからこそ、衝動で動き始めて良かったなぁと思えてます。

今では、僕の家は、もちろん空き家だった物件を取得。家族と間取り考えて、家を改装しながら住むまでになってきました。また、空き家だった場所に人が住まうことで、いろんな物語が生まれたりしてます。田舎の町ではミラクルな事件です。

「僕の空き家の取得までの道」を次回ご紹介します!

コラム, 空き家地域力

空き家所有者以外も、空き家問題は影響してくる?!

前回、空き家所有者の問題意識が、周りが騒いでいる割には薄い。という話しをしました。次に、空き家所有者以外の人にも、悪い影響があるのではないかという気づきを書いていきます。

「地域力」をキーワードに、「空き家問題」を考えてみる。3「空き家問題って騒がれている割に危機感感じないのはなぜ?」

放置された空き家があることで、衛生環境の悪化、景観の悪化、治安の悪化、土地利用の非効率化が、周囲に対して問題視されることは一般的に紹介が良くされています。ですが、これだけですと、僕なんかは、聞いてもあまりピンときませんし、気になりません。正直、自分事に思えないので、「ふーん、そうかぁ。」って感じです。

そこに、空き家問題が重要視されてる割に、解決策が見当たらず、加速的に問題が大きくなっていってる原因があると、アルバトロスでは考えています。

府中市の空き家の状況。

広島県府中市を中心に、NPO法人アルバトロスは活動しています。もちろん府中に住んでいます。府中市の紹介はこちらの動画で。

府中市のような中山間地域でも、空き家問題は問題視されています。空き家の数は、15000戸に対して、1700戸以上。ゼンリン調べ2016(主に外観目視)人口予測は、2040年には25000人に。現在の約半数の人口になる人口統計が出ています。

空き家率が、30%以上になると町の財政が成り立たなくなるという話しも聞いたことがありますし、将来的に平成の大合併のように、市町村合併されていくかなぁとか考えてみたり。実際暮らしていくとなると、コンビニすら撤退しそうって思いますし、府中市での事業が主の事業者なら死活問題。ママなら、子供が出産できる産婦人科は、既に無いですし、小児科すら無くなったら不安。学校も統合されてしまうと、近くに保育園、小学校すら無くなる。現在の学生にとっては、思い出のふるさとの形は将来ないかもしれません。このまま何も手を打たなかったら、そんな現実もやってくるのかなって本気で危惧しています。大げさかな。

自分たちの暮らしに影響する、空き家問題。

地方の市町村にとって、空き家問題は市町村の死活問題といっても過言では無いと考えています。特に地方にとっては、税収、町内会、土地の管理、仕事、病院、学校、生活インフラ等に影響してきますよね。空き家問題がすべての根源ではないですが。

順番に考えていきます。

① 6軒の家があるエリアに、1軒の空き家があります。空き家は、もう何年も放置されています。

② 残りの5軒は、空き家に無関心。口出ししません。住んでいるのは、全戸プラチナ世代の方。

③ 子供が、実家に帰ってきて暮らす選択は取りません。そんな話しをしたこともありません。

④ 数年が経ち、残念なことに、また1軒空き家が増えました。

⑤ それでも、よそ様の事に口出しは厳禁。エリアとしての問題意識はありません。

⑥ 町内会も手がまわりません。畑の草刈りを頼めるのも、シルバーさん。

⑦ 買い物もネットが無い、バスも本数少なく不便。病院に通うのも一苦労。

⑧ そこに住みたいと思う人は現れません。住んで欲しい、困っていることすら誰も知りません。

⑨ 時間は経っていき、残りの4軒が、施設に入ろうと思い立ち、家の処分を考え始める。

⑩ エリアの魅力は低下し、家はボロボロ。買い手がいない。自動的に下の世代へパス。

⑪ あれだけ先祖代々の大切と言っていた土地も家もお墓も、放置。落ち葉が夏まで残る歩道。

⑫ そんな場所へ、インフラ整備する金銭的余裕は行政にはなく。放置。

⑬ 思い出の場所、習慣、文化は消えていく。

そんな現実が実際に起こっています。

空き家があることで、地域力は下がる。

空き家の維持管理費用といった単体的な経済に打撃を与えるだけでなく、その影響はジワジワとエリアや地域に広がっていきます。犯罪の危険性や精神的な人が少なくなったという不安感、空き家を地域の問題として行動しないことで、新たな住民の受け入れや、様々なコンテンツが生まれるチャンスの損失をし、空き家が量産される背景を追い風に、結果、地域の魅力は低下。それは、地域力の低下です。日常生活していくうえで必要な、病院、道、お店、コミュニティ、学校、防災、ビジネスに影響してくる話なんです。

地域に魅力がなく、「地域力」が低下すると、空き家は増えていく。

空き家が多い場所は、「地域力」は低下し、地域の魅力はなくなっていく。

そんな悪循環になっているイメージ。

空き家所有者の単体的な問題から、視点を、そのエリアや地域の課題として認識することが大切なことではないでしょうか。

まとめ

ここまで、空き家問題について、調べて、偏見交えて考えを書きました。

結果、以下のような考えに至りました。

自分事としてまず関心を持つことから始まる。

空き家問題は、空き家所有者だけの問題ではない。

家を持つ誰しもが考えなきゃいけないこと。

実家や親族の家がある人も関係する話し。

今日が最短で、最高値。

 

エリアによっては、自分の暮らしにまで影響してくる。地域力と空き家問題は比例する。

 

皆さんが住んでいる地域ではどうですか?

コラム, 空き家地域力

空き家問題って騒がれている割に危機感感じないのはなぜ?

ここまで、放置された空き家があることで起こる問題点や、そもそも空き家が増える背景を調べてきました。

「地域力」をキーワードに、「空き家問題」を考えてみる。1「空き家問題って何だろう?」

【地域力】「地域力」をキーワードに、「空き家問題」を考えてみる。2「空き家問題の背景」

何となく、空き家が問題になってるらしい。から、具体的な問題点と背景が見えてきたところで、疑問に思うことがあるんです。

これだけ、ニュースで話題になり、国の統計データなんかもあるにも関わらず、実際、皆さん空き家問題で困ってますか?もちろん、空き家の所有者の方は、どうしようって考えられていると思いますが、今日、明日に何かしなきゃって危機感までは無いのではないでしょうか。

空き家対策、空き家特措法、空き家を低所得者向けにリフォームをするなら補助なんて情報も。各市町村や県、国が空き家対策をこうじています。しかしながら、空き家問題が解決してるって地域は少ないのではないでしょうか。そもそも、個人の資産に、皆の血税を充てる必要があるのかどうかの議論が出できそうですが、少なからず、その地域の価値や魅力は下がっていることは間違いありません。

坪単価がまだ高く、不動産会社が動ける地域(市場がある)、賃貸物件が少ない(需要と供給のバランス)、環境的魅力(地域力)があるところ以外では、現実厳しいのではないかと考えています。移住者が多くて、空き家が足らないって地域も耳にしますが、貸したり、売ったりすることが可能な物件が無いという可能性もあります。

こんなアンケートを発見しました。空き家所有者に対してのアンケート調査です。

消費者(空き家所有者、空き家利用意向者)アンケ ト ー結果概要 株式会社 価値総合研究所より引用

アンケートの結果によると、空き家の所有者の内、約7割が、「何もしていない」と回答。にもかかわらず、そのうちの半数が、「賃貸してみたい」と回答しています。さらに、貸す時の修繕費用は、75%が入居者側に負担してもらいたい結果。

分かりやすく言えば、空き家所有者の意向は、「70%が、良いオファーがあれば、貸したり売ったりしてみてもいいよ。」

空き家の利用意向者のアンケートは、個人住宅を借りても良いが80%。修繕費負担しても良いが50%。

使いたいと考える人と、貸したいと考える空き家所有者の意向が、マッチングしているじゃないか!と単純に思えます。ですが、家を貸すということは簡単な事ではありませんよね。ましてや、修繕が必要で築年数が25年以上、価格は何ならタダでもいいリスクだらけの中古住宅を、仲介したい不動産会社はおそらくありません。要するに、市場性がないので、空き家の情報がない。実際空き家はあるけど、情報が無い状態です。

さらに問題なのは、空き家所有者の、良いオファー待ちです。今すぐ行動しなきゃと思うきっかけ、マイナス要素や空き家放置のデメリットが、空き家所有者が理解できていないことです。

「今日が最短で、最高値。」

geralt / Pixabay

結論から言うと、必要ない空き家・空き地を最短で手放す事が所有者にとっては、一番の解決策です。親族との話、手放す意思表示、空き家の片づけ、何でもよいので、先延ばしせず、行動をしていかなきゃ始まりません。いつか来るであろう解体や、相続で下の世代に引き継がせていくことが良しとするなら話は別ですが。

実際、アンケートでも、空き家に対する手立てを考えているという割合は、20%以下。

ただ、動かない案の方が得策と感じる要素もあります。例えば、そもそも、家を放置している方が費用が安いという認識や、更地にした場合の固定資産税が、4.2倍になる、不動産会社は、空き家は仲介したくない、そうなると、どこに相談して良いか分からないといった事があげられると思います。

しかしながら、「今日が最短で、最高値。」です。時が経てばたつほど、家は老廃し、価格も下がります。固定資産税のみの経済的負担と考えている方も多いとは思いますが、家一軒を所有しているだけで、平均年間40万円の維持・管理費用が係っているそうです。さらに、所有者が、空き家の近所に住んでいるとは限りません。貴重なお盆や正月の一日目を実家の掃除に費やしている方もいらっしゃるのではないでしょうか。交通費もバカになりませんし、修繕費も定期的に係ります。一番どうしようもないのが、精神的な負担です。どうにかしなきゃと思いながら、策が無いことにストレスを抱えながら、決断を引き延ばす。親族に話すらできない。これが一番負担になっているんじゃないかと思います。

このような、視点に焦点を当てなきゃ、空き家所有者の意識は、放置が得策のまま。結果、自分事ではないかのように、空き家問題の話題に対し、空き家所有者ですら、行動しない状況が産まれているのではないでしょうか。

 

「地域力」をキーワードに、「空き家問題」を考えてみる。4 へ続きます。

空き家所有者以外も、空き家問題は影響してくる?!

コラム, 空き家地域力

空き家問題の背景

単純に、実家があるのに、一緒に住まず別の場所で、家を買う。借りることで実家の親が亡くなった際に、実家が空く。

僕も、東京さに住んでいましたが、そのまま東京にいたとすれば、兄ちゃんもマンションに住んでいるので、2軒ある実家が将来空き家になることになります。空き家が増える背景は、いろんな視点があるようで、調べてみました。

① 価値観の多様化

これが一番影響しているんじゃないかとお思いました。

例えば、住まいは必ずしも買わなくていい時代ですし、若年層を中心にまだまだ少数かもしれませんが、嫌消費世代と親御さん世代から見ると思うことはありませんか?「車、時計、スーツ、靴、家は、そんな興味ないっす。」みたいな。モノに対して、僕もですが満ち足りてしまった感はあります。安くて良いものが当たり前になった時代に、若年層を中心が求めるのは、有形の家を所有することから無形の繋がりや、自己実現になってきているのかもしれません。

また、「土地」への愛着や縛りが煩わしくなっている、「好きな場所で仕事をする」という価値観が、一昔前よりも、世の中で寛容になってきている等があるそうです。

経済的には不利になるとわかっていても、都市部から地方へ移住したいという移住希望者の方は年々増えている状況が、分かりやすいですね。

同じ地域で暮らし続けるようになったのは、江戸以降で、それまでは村の生産性が伴わなくなれば、分離して新しい土地で村が形成されていったと言われていますし、現代も田舎で仕事を探すよりも新天地の便利な場所で暮らす選択をしてても納得。より価値観や新天地を求める理由などが多様化し、実家やかつて住んでいた家が空き家になる。

② 個人の経済力の低下

空き家所有者目線では、不動産をバリューアップさせる資金力を持つシニアは多くない。購入者目線では、初期投資がかかる不動産購入は「ハードルが高い」と感じる。本当に例外を除いて、その通りだと納得。

③ 人口減 (過疎化/高齢化)

現在、相続などで不動産を複数所有しているのは、60代が中心のようです。そんな相続人が、都市部に自分の家あるし、いざ田舎の不動産を売却しようと思っても、過疎化したエリアでは、買い手がつき難い状況。家を売ろうと思っても、希望価格では売れないとよく耳にします。若い人はたちは、より買い物や医療設備が充実したエリアへ移り住む。新築は増えるが、実家は残る。悪循環。

こんな理由あげられたら、手の打ちようあるんですか?と思うくらい、空き家が量産される仕組みは出来上がってるなと感じました。

 

続きは、「地域力」をキーワードに、「空き家問題」を考えてみる。3 へ続きます。

空き家問題って騒がれている割に危機感感じないのはなぜ?

 

コラム, 空き家地域力

「空き家問題って何だろう?」

誰が困っていて、どんな解決案があるのか。「地域力」をキーワードに考えてみました。

空き家問題といっても、様々な原因や要因が複雑に絡み合って、一つづつ整理して考えてみます。

ニュース等で見る、一般的な空き家問題。

全国の空き家の数は、820万戸で、空き家率は13.5%。総務省統計局 平成25年住宅・土地統計調査 特別集計)これからも加速的に増加していくそうです。2033年には、全国の空き家は、3軒に1軒は空き家なんて情報も。3軒並んでいたら、両隣は空き家なんてことに。

「空き家が増えていて問題だ!」ニュースでも、住んでる府中市でも、隣町でもよく耳にします。「空き家」というネガティブな印象の言葉を聞いて、問題だと感じる方も多いと思います。ですが、問題って何が問題なんでしょうか。

「日本の人口が減って大変だ。」を聞いた時位、ぼんやりと問題だ。大変だ。(自分に差し迫った困りごとではないけどね。)という方も多いのではないでしょうか。

では、空き家が増えることで、実際にどんな問題が、私たちに起こる可能性があるのか調べてみると。

① 衛生環境の悪化

② 景観の悪化

③ 治安の悪化

④ 土地利用の非効率化

「なるほど!それは、私たちにとって困るわ!」と、自分事として考えられた方は、正直、まちづくりとか、地域活性に関心のある変わり者に近いかもしれません。普通に仕事して、休日は娯楽や趣味といった生活にとって、空き家問題は、なんとなく問題視してるけど、関係ないなとなるのは当然に思います。僕も以前はそうでした。

本質的な問題は、何だろう。

しかしながら、原因や、現状の解決しないであろう対策等調べたり、考えていくと、もっと恐ろしい将来やってくるであろう問題に気が付きました。知らず知らずのうちに、自分や家族、子供や仕事、自分の家に影響してくる問題だとしたら、空き家問題について「少し聞いてやってもいいぞ。」と思ったりしませんか?さらに、空き家を所有している方だけの問題ではなく、家を持つ誰しもが、いや、家を所有していなくても関係しているのが、「空き家問題」だと気が付きました。

今のところ何となく、空き家事態に問題点があるのではなくて、空き家が放置されたり、所有者以外の人に迷惑かけてるよねって事で問題視されている感じがします。

そこに疑問をもって、もっと調べてみよう!

 

「地域力」をキーワードに、「空き家問題」を考えてみる。2 へ続きます。

瀬川百貨店, 空き家, 活動報告アマ横

先日、旧瀬川百貨店にて「アマチュア横丁」というイベントを開催しました。

このイベントは、奥行きのなが~い旧瀬川百貨店を横丁に見立て、学生をはじめとするさまざまなアマチュアの出店者さん達が、瀬川百貨店にアマチュア横丁の店舗として出店。

世界に2つと無い出店者さんオリジナルの個性的な商品やパファーマンスなど、見て聞いて触れて楽しめるイベントです。

また出店者さんにとっては、自分で作ったものを販売してみたい、表現してみたいといった思いを実現できる場となっています。

「ハンドメイドイベントは参加してみたいけど、ちょっと私にはハードルが高くて。」なんて方とともに成長するイベントです”

今回は小・中高校生、大学生、大人と幅広い年代の出店者さん計17店舗が集い瀬川百貨店内中に所せましとブースを出していただきました!

朝礼の様子

代表あいさつをする藤原理事長。全出店者さんが集まっており、イベント開催の趣旨、注意事項等の説明がありました。

初めて出店される方も多く、期待と緊張が漂っていました。

最後に「アマチュア横丁、行くぞー!」「おー!」

との掛け声でイベントが始まりました。

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店内の様子(入り口)

イベントが始まってから10分後、すでにちらほらお客さんが入ってくるのが確認できました。入り口のスペースには販売だけでなく、ワークショップスペースも配置。中学生・大学生による小物販売や占い、お花やアクセサリー作りのワークショップなどがありました。

道行くお客さんも足を止めて出店者さんの商品を見られ、なかには大量にお買い物をされる方までいらっしゃいました!

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店内の様子(路地)

こちらは路地の様子。細くて長い小道が奥までずーっと続いています。(ちなみに瀬川百貨店は奥行きが60mもあります)路地のサイドには出店ブースがあり、横丁のように様々な店舗をはしごできるようになっています。

道行くお客さんはそれぞれ好みのお店に足を止めて、商品を見たり、出店者さんと会話したり思い思いに楽しんでいられたのが印象的でした。

出店者さんも商品を売るだけではなくて、お客さんとの会話をしながらハンドメイドの商品の説明などを楽しむ。

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店内の様子(奥のスペース)

店内の突き当りには少し開けた場所があり、ここでは映像やパフォーマンスが楽しめる空間かつ木製のベンチもあり、ゆったり休憩できるスペースにもなっています。訪れたお客さんはベンチに座って食事をされたり、映像を見ながらお話をされたり、まったりした空間になっていました。

また、上下高校生によるパフォーマンスには大勢のお客さんが鑑賞され、高校生たちの気合の入ったパフォーマンスに賞賛の拍手が鳴り止みませんでした。

外からの様子

入り口には町の方がされている屋台が出店され、焼き鳥、府中焼きが販売。ソースや焼き鳥の焼かれるいい臭いが上下町商店街だけでなく、瀬川百貨店内にまで漂って、出店者さん達ほぼ皆買って食べるという。

その他店内の様子、出店者さんたち

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お客さんだけでなく、出店者さんも他のかたのブースへ行って買い物をされるなどいろいろな交流をされていました。

イベント終了後

出店者さん含め、参加者のみなさんで交流会。

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「普段はかかわらない若い人たちとこういう場をともにできるのはとても刺激になる」と出店者さん。その言葉を聞けただけで、開催して良かったぁという思いでいっぱいになりました。その他にも「楽しかった」などの声が聞け、次回も頑張らなきゃなぁと感じています。

最後に

第1回目のアマチュア横丁をおかげさまで無事終えることができました。次回、第2回アマチュア横丁は9月24日(土)となっています!(イベントページはこちらら。)

第2回目は今回の改善点を活かし、よりグレードアップしたものにしようと考えています。

出店者さんもまだまだ募集中なので興味のある方はぜひお気軽にご連絡ください。